色々なことに夢を見すぎているのかもしれない。最近は特にそう。
童話的な生き方に憧れている。カートヴォネガットやテグジュペリやルイス・キャロルばかり読んでしまっているのは精神の退化から来ているのかしら。(夢のある日本人は大体都会的でうんざりする!)もう19歳なのに年相応の生き方が出来ない、たまに苦しくなる。訳の分からない文章を書いている暇などないし映像を作りたいと思ってる場合ではないしもっと現実的に生きなければ殺されるんだろう、少なくとも日本では。私はそれが怖い。部屋の隅を見ているだけで一日が終わるけどそこには確かにいくつもの物語があった。それを見逃さないように生きていたら生活が希薄になってしまった。思うんだ。眠る私、仕事をする私、ご飯を食べる私、本を読む私、文章を書く私、映像を撮る私、人と会う私、引きこもる私、私がたくさん欲しい。逆に考えた。私は何人分の私を生きているんだろうって。とても忙しいのはこのせいなんじゃないかって。

永遠や愛や純粋をいつまでも信じているからたくさんのことに幻滅してしまうのだと思う。私は諦めが悪い。笑えるほど馬鹿だな。現実逃避で人生が終わりそう。なんていうか冬だし寂しくなってるだけだろうって客観的に自分を分析したつもりになって明日提出のレポートに取りかかる。私は志賀直哉を一生恨むかもしれない。