5~6月に読んだ本

学校で習った元素表の端から、美しい写真とともに紹介する元素図鑑。水素・フッ素・リノリウム・金銀など、いったいそれぞれの元素が実生活でどう使われているのか、大判の写真でわかりやすく紹介されている。ユーモアに溢れる文章でとっても読みやすかった。


SFの父と呼ばれるジュール・ヴェルヌの代表小説。
15人の子どもたちだけが乗った船が漂流し、無人島に流れ着いてしまう。子どもたちで力を合わせて生き抜こうとする話。子どもたちは知恵を出し合い家を作ったり、選挙でリーダーを決めたり、学校の勉強を続けたり、広い無人島を探検して生き抜く術を考える。
こんなにワクワクした小説を読んだのは何年ぶりだろう。年齢が違う子どもたちがお互い助け合って成長していく様に勇気をもらった。SF(サイエンス・フィクション)の先駆けとなっているこの小説では、科学的な根拠もまじえて生活が描かれているのが好みだし、探検や狩猟や工作など、具体的な描写が多いのがワクワクさせられた。


同じくジュール・ヴェルヌの代表小説。十五少年漂流記がおもしろかったので続けて読んだ。
世界の海で、巨大生物に次々に船が沈められるという怪事件が頻発する。主人公の海洋生物学者が調査のために海に繰り出すと、巨大生物だと思われていたものは巨大な潜水艦だった。海に落ちた主人公は潜水艦に助けられるが、もう陸に帰すことはできないと謎の船長から通達を受ける。潜水艦は世界中の海をある目的で航海し、美しい海や未開の深海へ踏み入る潜水艦に、主人公は海洋生物学者としての好奇心をくすぐられつづける。
十五少年漂流記よりは、テーマとしては暗い小説だったが、それが「海」という幻想的な雰囲気と合っていてよかった。
SFのおもしろさは、「もしかしたら今も潜水艦が世界中を航海しているのかも……」という夢を持つことなのかな、と思う。SF小説の楽しみ方がよくわからず、最近はいろいろとSF小説ばかり読んでいるけれど、ようやく自分の好みがわかってきた。例えば「宇宙戦争」というようなスケールの大きな話より、「未来からきた猫型ロボットが一人の少年の生活を微妙に助ける」といったスケールの小さい話の方が私は好み。たぶん、想像力が働くからなんだろうな。
スケールの小さいSF小説で、オススメのものがあったら教えてください。


はじめて電子書籍で購入した小説。電子書籍いいね!吉本ばななっぽい小説なので内容についてはあまり触れなくてもいいか。
救われたいときにぼんやり読むのにちょうどいい。


今読んでいる本や、読み終わった本のリストは、ブクログにあります。

身体的コンプレックスをどう扱うか

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人は誰しもコンプレックスを持ちながら生きていると思う。

顔・体つき・家庭内事情・頭の良し悪し 等、人により様々で、コンプレックスを乗り越えた人、中途半端にこじらせて不治の病になってしまった人、地雷化している人、開き直ってる人、これも様々、周囲にも多く見る。
彼らのコンプレックスを暴いてみたいという欲求や好奇心は私の中に常にあって、きっと暴いて欲しい人もいるから私の人間性は成り立っている。SMの世界っぽいけど、SMの世界でもその行為によって救われる人はいるはずなんだな、攻めたり攻められたりしながら、人は自分を構築していく。
とはいえ暴いてばかりも私の視野は狭くなるばかりなので、私の身体的コンプレックスについて考える。私の身体的コンプレックスは、いくつかあれど、やっぱり一番は「声」である。

私の声は、生まれつきとても高い。いわゆる「アニメ声」と呼ばれるような質だと思う。
赤ん坊のころから、私が泣いていればどんな雑踏でもすぐにわかるし、近所の人も「あみちゃんがいる!」と泣き声を頼りにあいさつしてくるといった状況で、物心ついたときには「声が高いあみちゃん」というイメージは常に付きまとっていた。
はじめて会う人からはだいたい「声高いね」とか「声かわいいね」と言われる。今となってはもう慣れっこだけれど、小学生・中学生の頃はいじめられた。
だいたいは、女子から「ぶりっこ」だとのけ者にされたり、怒ってもからかわれたりした。声真似をされることも多く、今思えば大したことのないことだけれど、当時はとても嫌だった。
喋らないようにしていた時期もあったけれど、女子高に入学してからは「ぶりっこ」だといじめられることもないし、男がいないので媚を売っていると思われることもなく、自分の声に対して多少フラットに向き合えるようになった。
そしてちょうどその頃インターネットの付き合いが広がっていて、私から見て「外」の世界の人たちに多く関わるようになって、声のことを褒められたり、逆に声のことを全く考慮せずにただ私の考えや文章を評価してくれる場が広がったことで、私の声に対する評価はよりポジティブなものになった。「武器」として使い始めるようになったのも、この頃だと思う。

というのも、私の考えは攻撃的というか、極端なところがあるのだけれど、それでも「アニメ声」で発言すると言葉の棘が取れていくらか丸みが出るという特徴があることを知り、これを使うことで自分の考えを表現しやすくなった。他にも、はじめて会う人と話すときに覚えてもらいやすいし、話すこととのギャップがあるのか、おもしろがってくれる。こうして、「声」に対するコンプレックスは昔よりだいぶ減った。

それでもやっぱり、誤解を受けることは多い。第一印象が肝心な場では、本来の自分とは違う印象を持たれることがほとんどだし、厳粛な場では恥ずかしいし、一触即発な人間ヒエラルキーの中では下層に置かれやすい。つまり、いじられ役になったり、私の意見だけが通らなかったりする。ウソのようでホントの話だけれど、わかりやすい身体的コンプレックスを持つ人間にはよくあることだと思う。今は、その状況でさえうまく使いこなせないか、試行錯誤している段階だ。


身体的コンプレックスをどう扱うか。
私はそれを「武器」として扱いたい。

68.シングルベッドを2台買って並べる

2人暮らしのベッド事情について悩んだことはいくつかある。

  1. ベッドサイズについて
  2. ベッド台数について
  3. マットレスの品質について
  4. 収納付きか、そうでないか
  5. デザインについて

である。

1. ベッドサイズについて

2. ベッド台数について

ベッドサイズは種々あるが、私が悩んだのはセミシングル、シングル、セミダブル、ダブル、クイーン辺りのサイズについて。これは、1人ひとつのベッドを使うか、2人でひとつのベッドを使うかで違ってくるので、まずはそれぞれの利点、欠点について調べてみた。

1人ひとつのベッドを使う場合

利点 欠点
隣の人の寝返りが響かない ダブルに比べ、ベッドのスペースを広く取る
お互いの体型に合わせてマットレスのタイプが変えられる 値段が高くなる
シーツや布団が選びやすい 並べると、真ん中に溝が出来る


2人でひとつのベッドを使う場合

利点 欠点
シングルを2台並べるよりも、スペースが小さくて済む 運び入れるのが大変
シングル2台よりも安く手に入りやすい シングルに比べてシーツや布団の流通が少なく、デザインや価格に不満が出やすい

と、だいたいこんなことを多くの人が感じているようだったので、参考にした。

そして次に、2人の睡眠事情について、深刻だった問題を挙げてみた。

  • 私の寝付きが悪く、隣の人の寝返りですぐに目覚めてしまう
  • 2人の寝る時間が異なるとき、ベッドに入る際に先に寝ていた相手を起こしてしまう

というわけで我が家では、寝返りや時間差に対応できるように、ベッドを1人一台ずつ購入することにした。
そして、引っ越しが多くなることが想定される我が家では、動かしやすさや部屋の広さに柔軟に対応できるように、シングルよりも小さいベッド、セミシングルサイズを選んだ。

3. マットレスの品質について

マットレスに対しては、今まで最低品質のものを使用していても不満に思ったことがなかったので、特にこだわりはなかったが、私は腰痛持ちであることと、耐久性のことも考えて、ボンネルコイルよりはポケットコイルにしようと決めた。

4. 収納付きか、そうでないか

収納付きというのは、ベッド下に引き出しがついていたり、宮がついていたりするベッドのこと。
たくさん収納できるかわりに、重いし分解もしづらいので模様替えや引っ越しには不向き。ベッド下が引き出しの場合、マットレスに湿気がこもりやすいという点もある。
我が家は物が少ないので収納を持て余しているし、宮にコンセントや照明もいらないので、収納なしのベッドにした。

5. デザインについて

これはかなり迷った。最初はニッセンやニトリなど通販サイトで調べていたが、ニトリはデザインが微妙だし、ニッセンは商品の質や配送の質が最悪だとレビューに書かれ放題なのでなかなか決まらなかった。他の通販サイトも見てみたけれど、やはり実物を見ないとわからないので、越谷レイクタウンにベッドを見に行った。
越谷レイクタウンニトリ無印良品IKEAが駅から歩いていける距離にあるので便利だった。どの店もかなり大きいので、色々な商品が見れた。3店とも回ってみたけれど、無印良品のベッドに一目惚れしてしまって、結局そのまま無印良品のベッドに決まった。やっぱり実物を見に行くのは大事。

という訳で、無印良品木製ベッド・スモールサイズを2台買った。マットレスも無印良品のポケットコイルマットレスを購入。

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いまのところかなり充実した睡眠ライフを送っています!!

35.バイトへのストレスをなるべく減らす

4年目になるおにぎり屋のバイトは、個人経営なのでかなり融通がきくし、少人数なので居心地が良い。4年目ともなるとほとんどの仕事ができるようになり、一人で店番するようにもなった。そして今回、浦和に引っ越しておにぎり屋とも近くなったので、店長に相談してシフトを好きなときに入れてもらえるように計らった。

今までは毎週固定シフトだったけれど、これからは、出勤した日に次出勤したい日を店長に相談するというようなスタイルになった。(今のところ100%希望シフトに入ることができている)そうすることで、心身の細かい体調管理ができるようになった。土曜日だけは毎週固定だけど、一人で店番なのでどんなテンションでもあまり困らないためストレスはほぼゼロ。


というわけで、さまぁ〜ずがロケでおにぎりを食べに来ましたとさ!

14.月に2冊以上本を読む

1~2月に読んだ本まとめ。

うち、ブクログに書いたレビューから2冊。


『すぐやる人は、うまくいく。』

最速でチャンスをつかむ習慣が66個書かれている。その中でも、

  • 見切り発車する
  • とりあえず、やってみる(3分ですむことは意外に多い)
  • 即、入金する
  • 忙しい人と、一緒にいる
  • 帰りに、次回の予約を入れる
  • 1ページ目を、早く読む
  • 締切より、早く出す
  • 本を「行き」に買う
  • 一番先に、立つ
  • メールを、使わない

の項目について、今の自分は特にできていないことだと思った。
昔は若さの勢いに任せて、大してなんの考えも持たずに行きたいところへ行きたいときに行ったり、会いたい人に会いたいときに会ったりしていた。それはそれで問題も日々起こっていて、危なかったり損したりしていたので、自分ひとりの身体ではない今はほとんど知らない人にも会わないし、そうした腰の重さが生活全体に浸透してしまっている。
ただ、もう大人になったし、またフットワークを軽くしたいなと思うようになった。調整しつつ。

というわけで、メールか電話どちらでも連絡可能なときはなるべく電話にするし、積ん読は1ページだけ読んでみるし、税金は早く納める(これが一番難しい)ことにした。できることからやろう。


『若きウェルテルの悩み』

まず、なかなか読みづらい文体で難儀した。普段日本の近代文学しか読まないせいかな。翻訳文学というのはどうも苦手で、読んでいるとリズムが乱される感覚があるからなんだか調子が狂う。頑張って1、2ページずつゆっくり読んだけど、それだとやっぱりよくわからなかったので、またそのうち読み返してから考えようと思う。
ただ、80Pあたりでアルベルトとウェルテルが口論になるところがあるのだけど、その口論のリアルさが結構好きだった。



あとの2冊のレビューはこちら。
タイタンの妖女
金持ち父さん、貧乏父さん