あー優しすぎる。細かい傷のいっぱいついた心臓は見た目ではわからないけど、優しい歌がとても沁みるから私は不整脈なことに気がついた。後ろの窓があいている、夜が背中を包んでる。怖い……私は血を見たい。眼に優しくない色を見たい。君が欲しい。口付けてしまいたい。人の言葉を借りないと自分のせいにしてしまう、自分の殻はまだまだ硬くて、私が放っておいているうちにひねくれてしまったかもね。私の周期を世界は知るべきだ。私の周期を知らない世界が私を振り回す、世界は私に関係なく回っている、私に関係なく喋りかけてくる、私に構わず笑ったり泣いたりする、私は自分を凝縮することでしか世界を広く保つことはできない。あなたたちのために生きることはそれしかない。私の身体なんてばらばらになればいい。私の心臓なんてばらばらになればいい。私の血液は凍ってしまえばいいし傷つかないように黙ってしまえばいい、黙ってしまえればどんなに安心できるだろう?人に嫌われるとか、どう思われるとか、そうしたことを考えながら生きているわけではない人間を見てしまう。鈍感なのは幸せじゃない?敏感なのは単純に哀しいよ。私は深い世界を知りたくなかった、感情なんていらなかった、言葉も愛もなにもかもいらなかったのに!!!欲しいなんて一度も言ったことないのにみんな私にいろいろと余計なものばかり与え続けて、私は錯覚してるんだ。そんなもの全て必要じゃないのにね!大切な人もいらなかった、心もいらなかった、幸せなんていらなかった、本当はいらない。いらない方が幸せだ。負の感情ばかり鮮明に記憶してしまう私にとって、幸せな感情なんて嘘みたいに陳腐だしリアルじゃない、夢のように曖昧なものでしかないから幸せな世界なんて生きていたって満たされないよ。私は泣いていたい。泣いていたい。一人でいたい。ずっと一人でいたい。自分のために泣いて、自分のために自分を愛して自分のために生きて、自分のための文章が書ければ他に余計なものなんかなにもいらない。みんな死んでほしい。世界が止まってしまったらとても嬉しい。私が死んでしまったらとても嬉しい。私が死んで哀しむ人の顔が見られたら嬉しい!殺してほしい。死んでしまいたい。私が死ぬことを許してほしい。私は生きていたくなかったのに。