七尾旅人のインタヴュー読んだ。立ち読み。

コミュニケーション不全、人前での演奏は苦手で閉鎖した意識の中で生きてた旅人がどうして今活き活きとしているのか、追っていたってわからない。自分に当てはめてしまう。私は漠然ともうダメで、ゆるやかに死んでいくことを厭わないしきっとそれが平和で笑顔を生むから生きるためには死ななきゃいけない。生きるってことは死ぬってことだ。死に近づいてゆくことを世界では生きるって言ってる。おんなじ言葉にしてしまえばいいのに。私は簡単な言葉をずっと作り続けたい、私は言葉にあらゆる意味を持たせてしまいたくない。感情によって左右される言葉なんて不完全にも程がある、私は怖い……不完全な言葉によって騙されてしまう。不完全な言葉によって惑わされてしまう、錯覚してしまう。真実はどこにある?


固有名詞を使う小説を書いてる。私の作る人間たちはみんな記号だったけど、人生を人生として生きてる人間を描いてみたくなったのよ。私だってきっと神様になれる、私の生きてる半径5mでならいつだって。