払わなければならないお金と全財産を全て財布の中に入れた珍しい状態でスリにあったのでほとんど一文無しみたいな状態。明日給料が入るのでとりあえずよかったかもしれない。現金は諦めがつくけれど(つかない!つかないけど!)、財布をなくしたのは酷く哀しい。あの財布は貰い物だったし思い出が詰まっているしとてもお気に入りだったしヴィヴィアンだったからちょっとやそっとじゃ買い直せないもので、あれ以上の財布なんてなくて私はそのとき大人げないけれど声を上げて泣いてしまった……友達がそばにいてくれたからよかった、いま多少落ち着いているのは友達のおかげだと思う。二人でコーヒーをガブガブとおかわりして無理矢理に情緒不安定になってからまた泣いた。友達は愛しい。未だに身体の震えがとまらない、ブラックコーヒーは強すぎたのかもしれない。震えているおかげで泣かないでいられるかも、そうでないかも、払わなければならないアレコレが存在しているとき人はいくらお金を持っていてもお金が足りないと嘆くけれど一文無しになってしまったときなぜか解放された気分になったよ、理不尽さに泣けたからかもしれないけれど。信頼できる人の前で泣けてよかったです。それでも踏んだり蹴ったりな一日でした。
こんな感じで手元に返ってきたとき私は絶望という言葉の意味がわかった気がしました。

あとまだ言いたいことあったような気がするけれど今日はこれくらいでやめておこうかな。