平和な日常を送っています。そろそろ彗星が落ちてくる。

書くことなんてなんにもないくらいに平和だし、幸せだしでもたまに不幸な気持ちになって哀しくなって、それでも泣くことなんて本当にまれで、こんなに生かされているという感覚はかつてないようだな。あらゆる不安や不満はなにひとつ変わらずその先にあるから、まれに死んでみたくなるし、愛している人の絶望を見たくなってしまう。私が死んでみたら、彼、どんな顔で泣くだろうか……

死んでしまうような妄想は誰にでもあるようにもちろん私もするし、病気になる妄想もするし、大切にしたい人の哀しむ顔を妄想して楽しむこともあるけれど、それは私が現実で鉄壁のように大切な人の笑顔を守っているから楽しめる妄想で、現実へ影響を与えるつもりは今もこの先もまったくなくて、ただただ幸せに生きていたい。ただただ幸せに生きている中で、私の頭の中でだけ、哀しい妄想を永遠に繰り広げて、楽しんでいたいだけだから。

太陽に向かってずっとずっと同じスピードで飛んでいって、ある地点で燃え尽きる想像をする、無音の宇宙で笑うなんてすばらしいな、私、もっと、感情が沸き立つような感覚を知りたい。