もはや自分とは遠すぎる過去の自分に対して後悔している。”後悔”だなんて既に自分じゃないものに向ける言葉じゃないのかもしれないけど。表層に表す後悔なんてちんけなものでしかないし演じる必要もないしそれは懺悔には結びつきようもない、そして過去は過去のまま一生存在するから言葉にはしないけれど、私は私のあらゆる傷跡が少しずつ疎ましい。ケロイドだらけの心だったりみみずばれのまま治らない痕、火傷みたいな過去。醜いな。隠したいよ。過去の私はひとりで生きていたけど、そしてそれはもはや直接の自分ではないけれど、今の自分が生まれ変わった存在なのだとしたら、前世に犯した罪の償いを死ぬまでするってことだよ。それでも一度死んでしまってよかった。


文章を書いても数十行も使うことはほとんどなくなった、これはよく捉えてよいことなのかな。表現したいことをシンプルに、簡潔に、無駄なく表せるようになったってことかな。それとも。